鍛鋼製車輪
Forged Wheel
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標準車輪概要
走行車輪(NS型、JIS型)
材質 | SSW-Q1 S45C |
硬度 | Hs40~50度 |
軸受 | 深みぞ単列玉軸受 自動調心ころ軸受 |
車輪ユニット軸受
UR型 | 市販UCIP型 |
OR型 | 本体:SC46 軸受:自動調心ころ軸受 |
横行車輪(NR型)
材質 | S SW-Q1 S45C |
硬度 | Hs40~50度 |
加工精度
車輪 | JIS B0401による |
歯車 | JIS C1701の6級以上 |
JIS型ベアリング入車輪
ボスの振分けを車輪中心より対称にした車輪。各寸法はJIS B8806に準拠しています。輪圧の大きい場合には軸受の種類、数を変更することができます。
NS型ベアリング入車輪
サドルの間隔を縮めるためにボスの振分けを車輪中心より非対称にした車輪。軸受は車輪径Ф400までは深みぞ単列玉軸受を、Ф450以上は自動調心ころ軸受を使用しています。輪圧の大きい場合には軸受の種類、数を変更することができます。
JIS型重荷重用ベアリング入車輪
特に荷重が大きく、74kg/m、100k/mレールに対応する車輪。
NR型横行車輪
クレーン横行の車輪。ご使用にあたっては車輪ユニットをご参照下さい。
UR型車輪ユニット
NR型車輪に軸を焼ばめし、左右にUCIP型のピローを組込んだユニット。
OR型車輪ユニット
NR型車輪に軸を焼ばめし、左右に東洋工機製の鋳鋼製軸受(自動調心ころ軸受入)を組込んだユニット。
許容輪圧の算出について
許容輪圧を求める場合、一般には以下の計算式が用いられています。
P=D※(1-2r)※K
P:許 容 輪 庄 (kg)
D:車 輪 径 (cm)
I:レ ー ル 幅 (cm)
r:レール角部の半径 (cm)
K:耐 圧 係 数 (kg/cm)
D:車 輪 径 (cm)
I:レ ー ル 幅 (cm)
r:レール角部の半径 (cm)
K:耐 圧 係 数 (kg/cm)
耐圧係数の設定は車輪の使用環境(使用頻度、走行速度等)により異なります。一般に同一荷重の場合、走行速度が速くなる程、耐圧係数が低くなります。選定に際してご不明な点等ございましたら、弊社設計部までご照会下さい。
耐磨耗性について
一般に走行速度が速くなるに従って車輪の磨耗の時期は早くなります。またレール表面の硬度も使用するに従って暫時高まってきます。当車輪は速度の速い条件下での耐磨耗性を一層高めるために、踏面に焼き入れを施しております。硬度はレール表面の硬度も考慮に入れて、Hs40~50度の範囲としております。
軸受について
軸受は輪荷重に十分耐え得る強度を有しているのみならず、横方向の荷重にも耐え得るように、深みぞ単列玉軸受、もしくは自動調心ころ軸受の使用が最適です。本車輪はその車輪径により、Ф400までは深みぞ単列玉軸受を、Ф450以上は自動調心ころ軸受を使用しております。